「「あ。」」
何故、ここに彼女が居るのだろう。
ちなみにこれで見るのは二回目。一回目はただ見かけただけで、声は掛けられなかった。
「あー・・・・えっと、こんにちは?」
「はい、こんにちは」
そう言いながら、ニコッと笑う彼女は今日も可愛い。
金色の髪も流れるように綺麗だし、紫苑色の双眸もいつも通りの暖かな光を宿している。
だが、オレとしたことがこんな時に限って髪はとりあえずとかしただけ、
服はそこのコンビニまでーと思ってたもんだからぶっちゃけ部屋着。
まあ、パジャマとかよりは幾分ましだろうけど。・・・・って比べる対象がおかしいだろ、オレ。
「九条さんは、今日はお休みなのですか?先程もいましたよね」
「あ、ああ・・・・・・そういう雪菜は?今日は調子、良いのか?」
彼女は病弱だ。
生まれてこの方、ほとんど家から出たことが無いほどだ。
部屋からさえ出ることも珍しいことなのに、何で、って思った。
オレと最初に会ったのは、オレが彼女の家にいったからであって。
その時、珍しく調子が良い彼女と偶然(いや、必然だ!)会えたからである。
余談だが、彼女の双子の弟、純が、オレにとって上司というか同僚というか、先輩というか・・・・
まあとりあえず、職場が一緒なのだ。
「はい、とても!ですから今日だけ特別なんです」
そう言って笑う彼女は、ホント可愛い。
彼女の姿を知っているのは、本当に一部の人間だけだから
(だって彼女に出会えるのは、アイツ・・・・純に認められた一部の人間だけだからだ)
(それにアイツ、シスコンだし)
今はそんなに感じないけど、普通に学校通ったり仕事なんてしてたら、
本当にモテるんだろうな。アイドル的存在、みたいな感じで。
(でもまあ、結局は高嶺の花なんだろうけど)
「そっか、なら良かった」
「本当はもう少し前に、家に戻る予定でしたけど・・・・」
九条さんと会ったので予定変更です、という彼女の言葉に、オレは目を丸くする。
「いつも会いに来てくださいますから、この機会に会いに行ってみたかったんです」
ヤバイ、嬉しい。てかすんげぇ可愛い。
ということは、今日だけで2回も彼女に会えたのは、
一度目は偶然 二度目は必然
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